2019/9/17 11:25
サウジアラビア東部にある石油施設を炎上させ、同国の石油生産の半分(日量570万バレル=世界供給量の5%)を停止させたのは無人の軍事用ドローンによる攻撃だった。その「驚異の攻撃力、驚きの実態」をまとめた。

イエメンの反政府組織「フーシ派」が、14日(2019年9月)の攻撃は10機のドローンによると犯行声明を出した。ヒコーキ型の先端に爆薬とカメラを積んでおり、軍事ジャーナリストの竹内修さんは「低空をゆっくりと飛ぶので、通常の戦闘機やミサイルよりもレーダーで捕捉しにくい」と話す。

時速は240キロ、新幹線よりやや遅いぐらいで、ミサイルの4分の1。飛行距離は1500キロ、これまで100〜150キロとされていた状態から一気にのびた。推定160万円でできるため「世界的に拡散傾向」(竹内さん)にある。

青木理(ジャーナリスト)「これが一般化すると、何千億円もかけてイージス・アショアを作ろうなんていっても、ミサイル防衛は無力化される。ある種、軍事的革命だ」

野上慎平アナウンサー「軍事ドローンは事前に緯度経度をプログラムし、先端カメラで目標を決め、ドローンごと突っ込む。『神風ドローン』ともよぶそうです」

菅野朋子(弁護士)「なんとも言えない伝わり方(呼び方)ではあります」

司会の羽鳥慎一「それで実際に大きな被害が出ました」

https://www.j-cast.com/tv/2019/09/17367693.html