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2019/09/19(木) 17:48:51.61ID:CroPMJJG9日銀総裁 ”直ちに政策変える必要ない” 金融緩和策の維持
2019年9月19日 16時56分
日銀の黒田総裁は、19日の金融政策決定会合で、今の金融緩和策の維持を決めた理由について、「海外経済の減速が続きまだ回復のきざしが見えてこないため、輸出や生産に影響が表れているのは事実だが、消費は底堅く、設備投資の計画はしっかりしている」と述べました。そのうえで「今の時点では経済が後退し、物価安定の目標に向けたモメンタムが損なわれる状況にはないと判断している」と述べ、現時点では直ちに政策を変える必要はないという認識を示しました。
必要ならば追加の緩和に踏み切る姿勢
黒田総裁は、今後、追加の金融緩和策に踏み切る可能性ついて「７月の前回会合より前向きになっているかと聞かれればそのとおりだ。海外経済の減速の動きが続いて下振れリスクが高まっているとみている」と述べ、必要ならば追加の緩和に踏み切る姿勢を示しました。
そのうえで、先週、３年半ぶりに追加の金利の利下げに踏み切ったＥＣＢ＝ヨーロッパ中央銀行と比較して「マイナス0.5％まで金利を引き下げたＥＣＢと比較すると、短期金利がマイナス0.1％の日銀には、金融緩和の余地は十分あると思っている」と述べました。
「次回はより注意深く検討する必要」
黒田総裁は、来月の次の会合で、経済と物価の動向を点検する方針を示したのは追加の緩和策に踏み切ることを示唆しているのか問われ「特別なことを申し上げているのではない。世界経済の減速を通じて物価安定の目標に向けたモメンタムが損なわれるおそれが前回の会合より高まっているため、次回はより注意深く検討する必要があるということだ」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190919/K10012089651_1909191636_1909191656_01_02.jpg
