茨城県境町の住宅で一家4人が殺傷された事件。小林光則さん(48)と妻の美和さん(50)は2階の部屋で首や顔を切られて殺害されていました。

 さらに子供部屋では、長男(13)が両足や腕を切られて重傷。現場の状況から、長男は寝ているところをいきなり無言で襲われたとみられていますが、
当時のことを次のように話していることが捜査関係者への取材でわかりました。

 「暗くて顔は見えなかったけど、襲ってきたのは1人だと思う」(長男)

 一方、長男と同じ部屋にいた次女(11)は・・・

 「催涙スプレーのようなものをかけられた」(次女)

 次女は腕の痛みを訴えて病院に搬送されましたが、現場からは催涙スプレーや凶器の刃物が見つかっていないこともわかりました。計画的に犯行に及び、
逃走したとみられる犯人。住宅の敷地内からは小林さん家族以外のものとみられる足跡が見つかったということです。

 24日朝、近くの小学校では、保護者が児童を車に乗せて登校させるなどしました。

 「早く捕まって、みんなが安心して登下校できるようにしてもらいたいなと思う」(保護者)

 いまだに見えてこない犯人の足取り。

 「通報時刻とほぼ同じ時間帯の現場です。撮影用のライトを落とすと、すぐ目の前の人の顔も見えなくなってしまいます」(記者)

 事件のあった時間帯は人通りもほとんどなく、目撃者も少ないとみられます。一方で、こんな情報も・・・

 「不審者というか空き巣に入られたとか、泥棒に入られたとか」(周辺の住民)

 現場周辺では数年前に空き巣被害が相次いでいたといいます。

 「本日、情報提供を求めるフリーダイヤルを設置いたしました」(茨城県警境署 石崎宏文署長)

 茨城県警は24日、フリーダイヤルを設置して、情報提供を呼びかけるとともに、長男や次女からさらに聞き取りを進めるなどして捜査しています。

JNN
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