▼関電社長「返却拒まれた」元助役への調査直後に返還

関西電力の八木誠会長(69)を含む役員ら6人が関電高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役の故森山栄治氏から多額の金品を受領していた問題を受け、関電の岩根茂樹社長(66)が27日、大阪市の本店で臨時の記者会見を開き「常識の範囲を超える金品は受け取りを拒んだり、返却を試みたりしたが、強く拒絶されたため一時的に個人の管理下で保管していた」と述べた。
会見の冒頭で「関係者や社会の皆さまに多大な心配とご迷惑をお掛けし、お騒がせしたことに深くおわび申し上げる」と謝罪した。

関係者によると、森山氏への税務調査の過程で6人は2017年までの7年間に計約1億8000万円を受領していたことが確認された。
4人は調査が始まった昨年、すぐに全部や一部の返還を始めた。
ただ、受領から既に相当の期間が経過し、自身の所得に当たるとみなされる可能性があったため、自主的に雑所得として税務申告もした。

関電は26日夜、「ある特定の人物から金品を渡され、一時的に各個人の管理下で返却の機会をうかがいながら保管していたものはあるが、儀礼の範囲内のもの以外は既に返却を完了した」とのコメントを出した。
関係者によると、国税局は税務調査の結果、森山氏が高浜原発などの関連工事を請け負う高浜町の建設会社から、工事受注に絡む手数料名目で約3億円を受領していたことをつかんだ。
さらに調査を進め、森山氏から関電役員ら6人への資金の流れを確認したという。

資金は個人口座に送金したり、現金入りの菓子袋を届けたりして関電側に渡したとされる。
森山氏は国税局に「関電にはお世話になっているから」と説明したという。

工事経歴書によると、高浜町の建設会社は15〜18年、原発関連工事を少なくとも25億円受注。
原発関連の工事費として立地地域に流れた「原発マネー」が経営陣個人に還流した可能性がある。

森山氏は1977〜87年、高浜町助役を務めた。
当時から関電とは深い付き合いがあり、退職後も町の顔役として影響力を持っていたとされる。

https://www.nikkansports.com/general/news/201909270000212.html

★1が立った日時:2019/09/28(土) 03:02:58.77
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1569607378/