台湾で絶滅危惧種に指定されているタイワンヤマネコ(石虎)の子猫2匹が23日、北部・苗栗県郊外の山中で保護された。側溝に転落し、野良犬にほえられているところを車で通りかかった男性が見つけ、行政機関に連絡した。

同県政府農業処自然生態保育科の張葦科長によれば、2匹とも生後約3〜4週間とみられる。健康状態は良好で、専門機関に送られた。今後は野生復帰のための訓練を受ける。

タイワンヤマネコだと分かったのは「苗栗出身だから」と胸を張った男性。最初は普通のネコだと思ったが、耳の形からタイワンヤマネコだと判断したという。

苗栗はタイワンヤマネコの主要な生息地。だが、県内では今年に入ってすでに19匹が交通事故で死亡した。

張科長によれば、母猫はまだ見つかっていない。近くに生息しているとみられる母猫を守るため、子猫たちが保護された山道のカーブには三角コーンを複数設置。通行車両のドライバーに速度を抑えるよう注意喚起している。

http://mjapan.cna.com.tw/news/asoc/201909250004.aspx

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