10/12(土) 10:01配信
デーリー東北新聞社

 東北町の小川原湖で11日、巻き網漁をしていた漁師が水面近くでワニのような生き物を発見し、小川原湖漁協に通報した。頭の形などから、体長約1メートルのワニとみられ、同漁協や町などが漁業関係者や付近住民に注意を呼び掛けている。同漁協によると、湖でワニのような生き物が見つかったのは初めて。ペットなどで飼っていたものが逃げ出したか、飼い主が湖に放った可能性があり、同漁協は「非常に困惑している。危険がないように対応したい」と話している。

 生物は同日午前10時20分ごろ、湖南部の砂土路川河口近くの沖合で見つかった。漁師が水面近くで発見し、「目が頭の上に付いているワニのような生き物がいる」と漁協に通報した。

 東北地方整備局高瀬川河川事務所や東北町などは同日午後、船を出して、目撃情報があった付近を捜索。ワニらしき生物は確認できなかったが、町は防災メールや無線で町民などに注意を呼び掛けた。

 漁協関係者は「ワニでなくとも、大きい生物であれば、安全確保のため、いずれ捕獲しなければならない」と話している。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191012-00010003-dtohoku-l02