2019年10月17日 15時9分
読売新聞オンライン

 愛知県立長久手高校(長久手市)で2014年、ハンマー投げのハンマーが当たってけがをしたのは、事故防止策に不備があったためだとして、当時陸上部員だった女性が県に約420万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が17日、名古屋高裁であった。

 戸田久裁判長は、県に約180万円の支払いを命じた1審・名古屋地裁判決を支持し、県側の控訴を棄却した。

 1審判決によると、女性はハンマー投げの選手だったが、3年生だった14年12月、別の部員が投げようとしたハンマーのワイヤが切れ、防護ネットの隙間から飛び出した金属球(重さ6キロ)が待機場所にいた女性の足を直撃。女性はすねの骨を折る大けがを負った。
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