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宮中三殿での儀式

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天皇陛下は今月22日「即位礼正殿(そくいれいせいでん)の儀」の当日、皇后さまとともに皇居の
「宮中三殿(きゅうちゅうさんでん)」でも関連する儀式に臨まれます。

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皇居の宮中三殿 中央が「賢所」、右が「神殿」、左が「皇霊殿」

これは、天皇陛下が「即位礼正殿の儀」を行うことを皇室の祖先や神々に伝えられるもので、皇室の行事として位置づけられています。
秋篠宮ご夫妻をはじめ8人の皇族方も参列されるほか、三権の長や閣僚などおよそ50人が参列することになっています。

天皇陛下は格式の高い純白の装束、「帛御袍(はくのごほう)」に身を包み、午前9時から「即位礼当日賢所大前
(そくいれいとうじつ かしこどころおおまえ)の儀」に臨まれます。

儀式ではまず、歴代の天皇に伝わる「剣(つるぎ)」と「曲玉(まがたま)」を持った侍従(じじゅう)らとともに、
宮中三殿の中央に位置し「天照大神(あまてらすおおみかみ)」をまつる賢所に向かわれます。

そして賢所の中に入ると拝礼し、日本古来のことばで記した「御告文(おつげぶみ)」を読み上げて「即位礼正殿の儀」を行うことを伝えられます。

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前回の「即位礼当日賢所大前の儀」を終えて退出される天皇陛下(現上皇さま)(平成2(1990)年11月12日)

このあと天皇陛下は皇室の祖先をまつる皇霊殿(こうれいでん)、さらに国内の神々をまつる神殿でも儀式に臨み、
同じように拝礼して「御告文」を読み上げられます。

続いて皇后さまが、純白の十二単(じゅうにひとえ)に身を包み、「おすべらかし」と呼ばれる髪型で、天皇陛下と同じ順に「宮中三殿」を回って拝礼されます。

このあと皇族方に続いて三権の長などの参列者も拝礼し、儀式は1時間40分ほどで終わる見込みです。