https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191106/k10012165601000.html


中国からの到着便 検疫官が失念 健康確認受けず入国 成田空港
2019年11月6日 7時43分

今月3日、成田空港で、中国からの便の到着を検疫官が忘れ、乗客と乗員合わせて101人が必要な健康確認を受けないまま入国していたと、成田空港検疫所が発表しました。

厚生労働省の成田空港検疫所によりますと、今月3日の午後7時半ごろ、成田空港で、中国・アモイからの全日空936便が到着した際、乗客と乗員、合わせて101人が健康状態の確認を受けないまま検疫検査場を通過し、入国したということです。

当時、別の検疫検査場に到着した乗客の中に体調不良を訴えるケースがあったことなどから、7人の検疫官が対応に追われ、中国からの便の到着を忘れていたということです。

さらに、検疫官から連絡を受けた上司が5日まで所長への報告を怠っていたため、航空会社への連絡など、必要な対応が行われていませんでした。

成田空港検疫所は、「本来ならばすぐに実施すべき対応が遅れ、大変申し訳ありません」と話しています。

そのうえで、連絡先が判明した乗客については順次、健康状態を確認するとともに、相談窓口も設置して発熱などの症状がないか、情報提供を呼びかけることにしています。

相談窓口の電話番号は、(リンク先に続きあり)