※統一まで30日

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191105/k10012165451000.html

日韓関係が悪化する中、いったん中止が決まっていた北海道旭川市と韓国 スウォン(水原)市の高校生の交流事業が、韓国側の要望で一転して予定どおり実施される見通しになったことが旭川市への取材で分かりました。

旭川市と、姉妹都市の韓国 スウォン市は、毎年高校生を相互に派遣して交流を深めてきましたが、日韓関係が悪化する中、ことし9月、スウォン市の意向で今年度の事業を中止することになっていました。

しかし、旭川市によりますと、先月29日、スウォン市から西川将人市長宛てに連絡があり、「今までの友情と信頼を考慮し、相互理解と未来志向の関係を築くため、交流事業を行いたい」と事業の実施を打診されたということです。

旭川市で検討した結果、「スウォン市の決定を歓迎する」と判断したということで、旭川市によりますといったん中止が決まっていた交流事業は、一転して予定どおり実施される見通しとなったということです。

今年度の交流事業では来月20日、スウォン市から5日間の日程で旭川市に10人が訪れ、旭川市からは来年3月に生徒10人が派遣される予定です。

旭川市の主藤肇都市交流課長は「市としてはもともと中止したくなかったので、実施の方向となりうれしい。派遣する高校生の人選を急ぎたい」と話しています。