後ろからクラクションを鳴らした車に数百メートル並走し、相手の運転手を引きずり降ろして暴行を加えたとして、熊本県警八代署は7日、同県八代市海士江町、アルバイト、田中祐也(26)と同市郡築十番町、農業、満島駆(27)の両容疑者を傷害容疑で逮捕した。2人とも「手は出していない」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は9月16日午前0時半ごろ、八代市新町の県道で熊本市の会社員男性(31)が運転する車のドアを開けて男性を引きずり降ろし、顔面を殴ったり腹部を蹴ったりして約2週間のけがをさせたとしている。

 同署によると、現場から数百メートル離れた交差点で信号待ちしていた際、青信号で発進しない容疑者らの車に後続車の男性がクラクションを鳴らしたところ、容疑者らの車は男性と並走。男性が車を止めると近くに止まった車の後部座席から両容疑者が降りてきたという。【柳瀬成一郎】

毎日新聞2019年11月7日 12時32分(最終更新 11月7日 12時51分)
https://mainichi.jp/articles/20191107/k00/00m/040/084000c