https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191107/k10012168371000.html


台風被害 下水処理場の復旧へ支援要望 長野県知事
2019年11月7日 19時35分台風19号 支援

長野県の阿部知事は7日、国土交通省を訪れ、台風19号の影響で浸水被害を受けた県内の下水処理施設の復旧に向けて費用負担などの支援を要望しました。

長野県では、台風19号による大雨で長野市の「クリーンピア千曲」や佐久市の「佐久市下水道管理センター」など各地の下水処理施設が浸水被害を受け長野県環境部によりますと、下水処理施設の復旧などに必要な費用は、県全体で最大500億円に上るとみられるということです。

これを受けて長野県の阿部知事や県内の自治体の関係者が、7日午後、国土交通省を訪れ、青木副大臣と面会しました。

この中で阿部知事は「県内の下水処理施設はかなり多くの箇所で甚大な被害を受けた。1日も早い復旧に向けて支援をお願いしたい」と述べました。

そして、下水処理施設の復旧にかかる費用について国の補助率を引き上げてほしいと求めたうえで、早期に復旧事業に着手できるよう柔軟に手続きを進めてほしいなどと要望しました。

これに対し青木副大臣は「国としてできることは最大限やっていくので安心してほしい」と述べました。

阿部知事は記者団に対し、「下水処理施設の機能が復旧できていないところもあり周辺の住民の皆様にはご不便をかけている。県としても復旧に向けて全力で取り組みたい」と述べました。