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1歳児虐待事件 父親「エアガンは趣味」逮捕前に警察に説明
2019年11月8日 4時29分

福岡県田川市で当時1歳の息子にエアガンを発射しけがをさせたとして両親が逮捕された事件では複数のエアガンが押収されていますが、「エアガンは自分の趣味だ」と逮捕前に父親が警察に説明していたことが捜査関係者への取材でわかりました。警察は息子に発射したエアガンを特定するなど捜査を進めています。

田川市伊加利の自営業、常慶雅則容疑者(24)と、妻の藍容疑者(24)は去年11月、自宅で当時1歳で三男の唯雅くんにエアガンを何度も発射し、全治3週間のけがをさせたとして傷害の疑いで逮捕されました。

警察の調べに対し、2人は容疑を否認しているということです。唯雅くんは翌月に肺炎で死亡しました。

警察によりますと自宅から押収されたエアガンは複数あり、いずれもライフル型で、連続発射の機能が付いているものも含まれていたということです。

これらのエアガンについて、常慶容疑者が逮捕前の警察の調べに対し、「自分の趣味だ」などと説明していたことが捜査関係者への取材でわかりました。

唯雅くんの全身に残ったあざの分析から、エアガンを撃った距離や時期にはばらつきがあるとみられ、警察はどのエアガンで発射したのか特定するなど、捜査を進めるとともに、死亡したいきさつを詳しく調べています。