https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191108/k10012169321000.html


関空にドローンか 国交相「警備体制を強化」
2019年11月8日 12時55分

関西空港で、先月に続いて7日夜も、ドローンのようなものを見たという通報が寄せられ、滑走路が相次いで閉鎖されたことについて、赤羽国土交通大臣は閣議後の記者会見で、「航空機の航行の安全に多大な影響を及ぼす事態だ」と述べ、警備体制を強化する考えを示しました。


7日夜、関西空港で、ドローンのようなものを見たという通報が寄せられ、滑走路が閉鎖され、27便に欠航や目的地の変更などの影響が出ました。

関西空港では先月19日にも、ドローンのような物体の目撃情報が寄せられ、滑走路が一時閉鎖されるトラブルが起きています。

これについて、赤羽国土交通大臣は閣議後の記者会見で、「航空機の航行の安全に多大な影響を及ぼす事態だ。迅速に対応できる体制を整備することが重要で再発防止に全力で取り組む」と述べました。

そのうえで、空港周辺でドローンをセンサーなどで検知するシステムの導入を進めるとともに、空港管理者などと連携して警備体制の強化を図るほか、規制の在り方についても検討を進めていくことにしています。

また、7日、全日空の機長が乗務前の検査でアルコールが検出されるなど、パイロットの飲酒問題が後を絶たないことについては、「多くの利用者を輸送するパイロットにあってはならないことで、けしからん事態だ。すべての航空会社がもう一度、気を引き締めるよう取り組みたい」と述べ、対策を強化していく考えを示しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191108/K10012169321_1911081224_1911081255_01_02.jpg