https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191109-00001628-agara-l30

本来は夏に見られるはずの甲虫ノコギリクワガタが、和歌山県田辺市中辺路町にある
県林業試験場の試験林で見つかった。研究員も「この時季に見るのは初めて」と驚いている。

研究員によると、標高約450メートルの南斜面で調査をしていたところ、アラカシの幹の
高さ4メートル付近につかまっているのを見つけたという。全長は約5・5センチと小ぶり。

昆虫に詳しい元県立自然博物館副館長の的場績さん(68)は「写真を見るかぎり、きれいな個体なので、
来年出てくる予定のものが最近の暖かさで成長が早まり、土中から出てきた可能性がある」と話している。

アメダス観測点のデータによると、栗栖川(田辺市中辺路町)の9月、10月の平均気温は過去10年で最も高かった。


ノコギリクワガタ
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