川棚町に建設が進められている石木ダムをめぐって、県の河川課長が、各地で頻発する災害を「追い風」と発言した問題で、地元住民らは謝罪がないことから、改めて中村知事による謝罪などを求める抗議文を県の担当者に手渡しました。

この問題は、長崎県と佐世保市が川棚町に建設を進めている石木ダムをめぐって、先月、地元の川棚町で、建設推進派の県議会議員らによる意見交換会が行われた際、事業を担当する県河川課の浦瀬俊郎課長が、各地で頻発する災害を「追い風」と発言したものです。

その後、浦瀬課長は、記者会見を開き、発言を撤回したものの、非公開の場での発言だったとして謝罪はしませんでした。

こうした中、建設に反対する元地権者の住民ら20人余りが、先週5日に続いて県庁を訪れ、県土木部の天野俊男次長に対し、中村知事宛ての抗議文を手渡しました。

抗議文では、今回の発言について、「県全体の認識の表れであり、課長個人にとどまる問題ではない」などと指摘したうえで、中村知事に対し、全国の被災者に向けて謝罪するよう改めて求めています。

また、発言のいきさつを明らかにするとともに、意見交換会の議事録を公開することなどを求めています。

これに対し天野次長は、発言のいきさつなどはすでに記者会見で説明しており、謝罪するつもりはないという県の立場を改めて説明したうえで、「抗議の内容は中村知事に伝える」と応じました。

11月11日 17時06分 長崎 NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20191111/5030005954.html

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