https://i.imgur.com/GMS31gV.png


参加者数は長らく1万人までだった

 では一体どれほどの人が「桜を見る会」に参加してきたのか。公式資料にはないが、過去の新聞を見ていくと、その数は政治的情勢とほぼリンクしていることがわかる。
 中曽根康弘首相時には概ね7000〜8000人だった参加者数は、竹下登首相時代の1988年4月14日の「桜を見る会」でも7000人を維持。しかし翌年4月20日の「桜を見る会」では前年比1割減の6800人までに落ち込んだ。ちょうど4月1日から消費税3%がスタートしたばかりだった。
 海部内閣時の1990年4月18日の「桜を見る会」では、1万人に招待状が送付され、7000人が参加した。派閥の領袖ではない首相のせいか、参加者は後援会メンバーが目立ったという。それでも翌1991年4月10日の「桜を見る会」では、8000人が参加した。
 そして宮沢政権時の1992年4月15日の「桜を見る会」には、参加者は約1万人となった。翌1993年4月15日の参加者数が8700人に激減したのは、8月の政権交代の前兆だったかもしれない。
 細川政権時の1994年4月20日には7400人が出席したが、翌1995年の「桜を見る会」は1月に勃発した阪神淡路大震災のために中止された。そして橋本政権になった1996年4月10日の「桜を見る会」には、1万人が参加。1997年(4月16日開催)と1998年(4月18日開催)は8000人にとどまったが、小渕政権時の1999年4月17日の「桜を見る会」には1万1000人が駆けつけている。
 森政権時に開かれた2000年4月15日と2001年4月21日の「桜を見る会」には、それぞれ8500人と8000人。小泉政権時の2002年(4月20日)と2003年(4月19日)も参加者は8000人。ただし2004年4月17日の「桜を見る会」では8400人が参加し、小泉純一郎首相(当時)は本居宣長の「敷島の大和心を人問わば、朝日に匂う山桜花」の歌を披露。それは翌年の郵政選挙の圧勝を予期させるものだった。
 そして2005年4月9日の「桜を見る会」には8700人が参加したが、翌年4月15日の会には1万1000人が参加。小泉首相は安倍首相に“禅譲”して成立した第1次安倍政権時、2007年4月14日に開かれた「桜を見る会」には1万1000人が集まった。
 福田政権時の2008年4月12日には1万人、麻生政権時の2009年4月19日には 1万1000人が新宿御苑に駆けつけた。そして政権が交代し、鳩山政権で「桜を見る会」が開かれた2010年4月17日には、明け方まで雪が降る真冬並みの寒さのためか、参加者は1万人に減少している。
 2011年は東日本大震災のために会は中止。2012年は4月14日に開催を予定していたものの、北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射の予告(北朝鮮はIMOに12日から16日までの7時から正午までの間に発射予定と通告)を受けて再度中止された。

第2次安倍政権から参加者数は急上昇

 同年12月に民主党政権から自民党政権へと交代し、第2次安倍政権で初めて開かれた2013年4月20日の「桜を見る会」には1万人が駆けつけた。その後の「桜を見る会」の参加者数は増える一方で、2014年4月12日の「桜を見る会」では1万3200人で、今年はなんと1万8200人に至ったのだ。
参加者総数が増加したのは、招待者数が増えたからだ。それまで1万人程度だったが、2014年は1万2800人が招待され、2019年には1万5400人に招待状が送られた。また招待者の配偶者なら「桜を見る会」に参加することができるが、2014年には900人の配偶者が参加したのに対し、2019年にはその3倍強の2800人も参加したことになる。
 こうしたことがコストの急増をもたらしたが、予算は2014年から1766万6000円と変わらなかった。さすがに2020年度の概算要求では5728万8000円が計上されたが、このままではさらに膨らんでいくに違いない。

https://news.yahoo.co.jp/byline/azumiakiko/20191113-00150679/

【桜を見る会】#安倍首相、マルチ商法で破綻の「ジャパンライフ」会長夫妻を招待→招待状がきたと宣伝に利用されていた
http://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1573607777/


【#安倍晋三首相主催】「桜を見る会」に統一教会関係者も招待していた ★10
http://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1573601328/