0001水星虫 ★
2019/11/14(木) 11:42:20.32ID:8cJ4sN7I9http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20191114/5050008524.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を
奄美大島に生息する固有種のカエルについて、捕食するマングースの生息エリアに近いほど、
逃げる能力が高まっていることを、東京農工大学などの研究チームが発表しました。
研究チームは、外来種による脅威の高まりが奄美固有の生き物の特性を変えているおそれがあると指摘しています。
発表したのは、東京農工大学や国立環境研究所それに森林総合研究所の研究チームです。
研究チームは、奄美大島と徳之島の固有種「アマミハナサキガエル」を6年前から調査し、
マングースが島内で初めて放された場所と、人間が近づいた場合に逃げ出すタイミングについて調べました。
その結果、マングースが放された場所に近いほど、逃げ出すタイミングが早いことが分かったということです。
研究チームは、この研究結果をイギリスの動物学会誌「Journal of Zoology」で発表し、
「奄美大島の固有種は、もともと天敵が少なく逃げる能力が低い種が多いが、今回の調査から、
外来種に食べられなかった逃げ足の速い個体だけが生存し、結果として
種全体の逃げる能力が発達したことが証明できた」としています。
加えて研究チームは、外来種による脅威が高まることで個体数を減らすだけでなく、
固有種の特性も変えてしまうおそれがあると指摘しています。
研究チームの、東京農工大学・小峰浩隆特任助教は
「島の自然の特性が失われる前に外来種対策を行う必要性がより高まっていることを、
調査結果が示している」と話しています。
11/14 11:07