織田信成さん 関大コーチを提訴

http://www3.nhk.or.jp/lnews/osaka/20191118/2000022486.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

フィギュアスケートの元オリンピック選手の織田信成さんが、監督を務めていた関西大学アイススケート部で、
多くのトップ選手を指導してきた濱田美栄コーチから無視や陰口などの嫌がらせを受けたと主張して
慰謝料を求める訴えを起こしました。

大阪地方裁判所に訴えを起こしたのは、元フィギュアスケート選手の織田信成さんです。
訴えなどによりますと、織田さんはおととし4月、出身校の関西大学のアイススケート部の監督に就任しましたが、
そのころから濱田美栄コーチに無視されたり陰口を言われたりする嫌がらせを繰り返し受けたと主張しています。
そして、精神的な苦痛から体調を崩し、ことし9月に監督を辞めざるをえなくなったとして、
濱田コーチに1000万円の慰謝料を支払うよう求めています。

提訴後に会見した織田さんは、関西大学に調査を求めたものの十分に行われなかったうえ、
逆に事実関係を明らかにしないよう求められたと主張し、大学を批判しました。
そのうえで、提訴に踏み切った理由について、
「スケートリンクにいる学生や選手たちが、よりよい健全な環境で練習できるようにしたいと考えた」
と説明しました。

【関大コメント“競技時期に残念”】
提訴されたことについて、濱田美栄コーチは、今のところ、コメントを出していませんが、関西大学は
「提訴の内容について承知していませんのでコメントは差し控えます。
アイススケート競技がシーズンに入り、多くの選手が懸命に取り組んでいるこの時期に提訴がなされたことは大変、残念です。
これまでどおり静かな環境の維持、向上に取り組んでまいります」とコメントしています。

【これまでの経緯】
元フィギュアスケート選手の織田信成さんはおととし4月に母校の関西大学のアイススケート部の監督に就任しました。
アイスショーやテレビ番組への出演のかたわら、選手の育成にあたっていましたが、
ことし9月に大学側が「織田さんから辞任の申し出があった」として織田さんの監督退任を発表しました。
しかし、その3週間後、織田さんは自身のブログで
「本当の理由はリンク内で私に対する嫌がらせなどがあり、その影響でことし春ごろから体調を崩した」
と主張しました。
この中で織田さんはことし7月に大学側と弁護士を交えて話し合いを行い、
大学の調査を待つことになったものの、調査の報告はなかったとしています。

これに対し、大学側は、「指導方法をめぐって意見の相違はあったが、嫌がらせなどは確認できなかった」としたうえで
「話し合いを続ける用意があり、真摯(しんし)に対応したい」とコメントしていました。

【織田信成さん】
織田信成さんは大阪府出身の32歳。
元フィギュアスケート選手の母親の指導のもと、幼少期から頭角を現し、
2010年のバンクーバーオリンピックでは7位入賞を果たしました。
2013年の全日本選手権を最後に現役を引退し、アイスショーへの出演のほか、
テレビ番組のコメンテーターやフィギュアスケートの解説など幅広く活躍していました。

そして、おととし4月に母校の関西大学アイススケート部の監督に就任し、
後進の育成にあたっていましたが、ことし9月に辞任しました。

【濱田美栄コーチ】
濱田美栄コーチは京都市出身の60歳。
元フィギュアスケート選手で、大学卒業後、フィギュアスケートの指導者になりました。
当初は、京都府内のリンクで指導にあたっていましたが、平成19年からは関西大学のリンクで指導を続けています。
選手の個性にあわせた指導に定評があり、2004年の四大陸選手権で優勝した太田由希奈さんや、
去年のピョンチャンオリンピックで4位に入賞した宮原知子選手、それに、去年のグランプリファイナルで優勝した
紀平梨花選手など数多くのトップ選手を育成してきました。

最近では、ことしの世界選手権の男子シングルで銅メダルを獲得したアメリカのビンセント・ジョウ選手や、
先月のグランプリシリーズカナダ大会の女子シングルで3位に入った韓国のユ・ヨン選手など海外の選手の指導にもあたっています。

【関大アイススケート部】
関西大学アイススケート部は

※以下ソース元で

11/18 17:20