もう傷心旅行するしかない

 青瓦台が日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)による「条件付き終了延期」の発表を前後にした日本の対応に強い遺憾を表明した。「破局」の寸前で劇的に合意して2日ぶりの衝突だ。

鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台国家安保室長とユン・ドハン国民疎通首席がこの日午後5時45分、韓・ASEAN特別首脳会議のプレスセンター〔釜山(プサン)BEXCO〕を訪れて予定になかった記者会見を行った。

鄭室長が先に「最近、日韓間合意の発表を前後にした日本側のいくつかの行動に深い遺憾を表わさざるを得ない」として「今後、このような形の行動が繰り返されれば、日韓間交渉の進展に大きな困難があると懸念している」と話した。

同時に、日本のメディアが自国の指導者の発言を引用、「日本外交の勝利」「パーフェクトゲーム」「韓国が米国の圧力に屈服」などと報じたことに対して、「不合理な論理の強引な適用であり、全く理にかなわない主張を自分ならではに展開している」と批判した。
青瓦台高位関係者は「安倍晋三首相が『日本は何も譲らなかった』と発言したと日本のメディアに報じられたのが事実なら極めて遺憾だ」として「日本政府の指導者として果たして良心を持って言えることなのか問い直さざるを得ない」と話した。

鄭室長は「むしろ韓国が(8月23日)GSOMIAに対する難しい決定を終えた後、日本が韓国側に接近してきて交渉が始まった」として「大きい枠組みでは文在寅大統領の原則と包容外交が判定勝ちした」と話した。

鄭室長は「これが最終合意ではない。GSOMIA終了通告の効力とWTO提訴手続きの停止の決定は全部条件付きであり、また暫定的という点をもう一度強調する」と明らかにした。

彼は「今後の交渉は、すべては日本の態度にかかっている。『You try me(私たちをテストしてみなさい)』と日本に言いたい」として
「英語で『try me』は一方がでたらめな主張を展開して相手方をずっと刺激する場合、私がどのような行動を取るかわからないという警告の発言」とも話した。

鄭室長は22日当日、日本経済産業省の発表内容も指摘した。彼は「合意内容を意図的に歪曲、または膨らませて発表した」として「このような内容で日本側が韓国と協議したとすれば、合意自体が実現しなかっただろう」と話した。

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