新品種イチゴの苗盗難=増殖用、海外流出懸念―佐賀

 佐賀県は25日、昨年初出荷した新品種のイチゴ「いちごさん」の苗十数株が、唐津市の畑から盗まれたと発表した。

 増殖用で、海外などで不正に生産される懸念があるという。

 県園芸課によると、所有者の農家の男性が9日午後、株を増殖するための「親苗」を植えているビニールハウスを確認したところ、盗まれていることに気付いた。
 男性は21日に県警唐津署に被害届を提出。
 同署は窃盗容疑で捜査している。

 「いちごさん」は7年の開発期間を経て、2018年秋にデビュー。
 今季は県内イチゴ農家の57.6%が生産し、出荷量3000トンを見込む。 

時事通信 2019年11月25日 20時49分
https://news.livedoor.com/article/detail/17434532/