すきやばし次郎、ミシュランから消える 東京最新版発表

 日本ミシュランタイヤは26日、飲食店と宿泊施設を星の数で格付けする「ミシュランガイド東京2020」を発表した。
 最高ランクの三つ星の飲食店は11軒、二つ星48軒、一つ星167軒。
 あらたな三つ星店は「かどわき」(日本料理・港区)の一軒で、昨年の二つ星から昇格した。
 二つ星には新規で「Inua(イヌア)」(イノベーティブ・千代田区)が登場した。
 一方で2008年版の東京のガイド開始から三つ星の評価を得てきた「すきやばし次郎本店」(すし・中央区)は、一般客の予約ができなくなったことを理由に評価の対象外となり、ガイドから消えた。
 10年版から三つ星だった「鮨 さいとう」(すし・港区)も同様だった。

 価格以上の満足感が得られる評価の「ビブグルマン」は238軒、新しいジャンルは加わらなかったが、外国人観光客にも人気のラーメンでは「西荻 燈(とう)」(杉並区)、「中華そば 銀座八五(はちごう)」(中央区)、「中華そば こてつ」(世田谷区)「純手打ち 麺と未来」(世田谷区)の4軒が新規で評価を受けた。

 日本ミシュランタイヤ代表取締役ポール・ペリニオ社長は会見で、「変化の速い東京の街は、新規の掲載店が多いことが特徴。ウェブサイトでの英語版ガイドは年々閲覧数が増えている。インバウンドの観光客に大いに案内していきたい」と話した。

 ガイドは11月29日から全国の書店などで販売される。

朝日新聞DIGITAL 2019年11月26日13時13分
https://www.asahi.com/articles/ASMCV3D4XMCVULZU002.html