0001みつを ★
2019/11/27(水) 03:58:34.54ID:AXE7yerv9企業を席巻する買収旋風、24時間で700億ドル超の取引発表
Chris Anstey、Angus Whitley、Jinshan Hong
2019年11月26日 20:39 JST
→シュワブやLVMH、三菱商事などが数十億ドル以上の規模の買収発表
→株価は上昇、MSCIワールド指数は過去最高を更新
東京からパリ、サンフランシスコに至るまで企業の取締役会で買収旋風が巻き起こっており、世界的な株価最高値を支える一助となっている。
今週に入って24時間ほどで既に、米金融サービス会社のチャールズ・シュワブが発表した260億ドル(約2兆8300億円)規模のTDアメリトレード・ホールディング買収など、700億ドル相当を超える企業買収が発表されている。フランスのLVMHモエヘネシー・ルイヴィトンとスイスの製薬ノバルティス、三菱商事も数十億ドル以上の規模の買収を発表し、強気ムードを押し上げた。MSCIワールド指数は過去最高を更新した。
買収の背景は業界統合や本国市場の低迷に対応するための収入源の多様化などさまざまだ。しかし共通しているのは、買い手企業が買収資金を割安に調達できる点だ。背後にあるのは各国中央銀行の緩和モードへのシフトだ。世界リセッション(景気後退)への懸念が後退したほか、米中貿易交渉に進展の兆しが見られることも経営陣の決断を後押ししている可能性がある。
香港のアダマス・アセット・マネジメントのマネジングディレクター、ブロック・シルバーズ氏は、「最近のM&A(合併・買収)急増は否定できない景気への楽観を反映している」と述べ、「米国は低インフレと低失業率の両方を謳歌(おうか)しており、米金融当局はハト派のように見受けられる。通商交渉も初期段階の成功が近いとうわさされている。投資資本は潤沢でしかも割安だ」と指摘した。
ブルームバーグがまとめたデータによると、25日は少なくとも10件の10億ドル以上の規模の買収が発表された。