新国立競技場が完成 空調ではなく自然の風で涼をとる「杜のスタジアム」

ひさしや「気流創出ファン」を設けることで、自然の風が流れ込む工夫が施された。


完成を迎え照明がともった新国立競技場。黄色の部分は芝生の養生のために当てられたライト=2019年11月29日夜、朝日新聞社ヘリから、嶋田達也撮影
空調ではなく自然の風で「涼」 新国立競技場が完成

 2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場(東京都)が30日、完成した。「杜(もり)のスタジアム」というコンセプトを掲げ、47都道府県の国産材を使い、自然の風が流れ込む工夫が施された。五輪・パラリンピックで約6万人を収容する。

 この日、設計や施工を受注した大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所共同企業体から、運営主体の日本スポーツ振興センターに引き渡された。地上5階地下2階、高さ約47メートルのスタジアムは、延べ面積約19万2千平方メートルで、旧国立競技場の3・7倍。車いす席は五輪時に約500席、パラリンピックで約750席設けられる。大会終了後には、計約6万8千席の収容規模となる。

 観客席に空調設備はないが、最上部の大きなひさしやスタジアムを360度囲む軒ひさしが外から場内に気流を生み、自然の風で涼が取れるようにした。風が穏やかな日もあるため、185台の「気流創出ファン」という風を生み出すファンも設けた。

(朝日新聞デジタル 2019年11月30日 23時08分)

https://m.huffingtonpost.jp/entry/story-stadium-tokyo2020_jp_5de326e8e4b00149f73046e7


https://img.huffingtonpost.com/asset/5de327aa210000ab9834e9c3.jpeg

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