アパホテルを展開するアパグループ(東京・港)は11日、大阪・難波に西日本で最大客室数となる2千室超のホテルを2023年秋に開くと発表した。大阪メトロなんば駅から徒歩2分の距離にある大阪市浪速区湊町1丁目に3300平方メートルの土地を取得し、34階建ての高層タワーホテルとする計画だ。

ホテル名は「アパホテル&リゾート〈大阪難波駅タワー〉」(仮称)。道頓堀などミナミの歓楽街へのアクセスに適した立地を強みに、ビジネス客と旅行者など幅広い客層を取り込む考えだ。

同社は25年に開催予定の国際博覧会(大阪・関西万博)で関西の宿泊需要が増加するとみて、大阪での大型ホテル開発に積極投資している。22年に大阪・梅田に客室数が大阪最大の1700室超のホテルを開業する予定だ。今回の難波のプロジェクトは梅田を上回る規模となる。

2019年12月11日 18:34  日本経済新聞
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