農林水産省の元事務次官が長男を殺害した罪に問われている事件の裁判で12日、被告人質問が行われ、元事務次官は「ずっと『息子に殺される』という気持ちに支配されていた」と話した。

殺人の罪に問われている農林水産省の元事務次官・熊沢英昭被告は、被告人質問に対し、終始落ち着いた様子で答えていた。

弁護側から長男・英一郎さんの家庭内暴力について聞かれると、「髪の毛をわしづかみされて窓際のサイドテーブルにたたきつけられた。ずっと『殺してやる、殺してやる』と叫び続けていた」「体に震えがくるほどの恐怖感を覚えた」と話した。

殺害時の状況については、「『殺すぞ』と言われ、とっさに包丁を取りに行った。ずっと『息子に殺される』という気持ちに支配されていた。5分か10分くらい刺し続けた」と述べ、「かわいそうな人生を送った。取り返しのつかないことをしてしまい、後悔している」と涙を流して語った。

一方で、検察側から、行政や学校に相談しなかった理由を聞かれると、「学校に相談しようと思ったが、息子に止められた」「結局、相談しても最後は自分でみることになり、さらにそれによって親子関係が悪化すると思った」と話した。

2019年12月12日 17:29
http://www.news24.jp/articles/2019/12/12/07560882.html
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