毎日新聞 2019年12月14日 18時46分(最終更新 12月14日 20時41分)
 鉢巻きにふんどし姿の男たちが長良川の清流で身を清める「池ノ上みそぎ祭」が14日、岐阜市池ノ上町であった。近くの葛懸(かつらがけ)神社に伝わる伝統神事で、大人と子ども約180人が冷たい川に入り、無病息災を祈願した。
午後3時ごろ、肩を組んだ男たちが、赤いふんどし姿の正(せい)祢宜(ねぎ)と呼ばれる神男を務める久保太津雄さん(39)を囲み、「わっしょい、わっしょい」などと声を上げ、神社から川へ向かった。

 この時の気温は11度。平年より暖かかったが、刺すように冷たい水に、悲鳴も上がった。5年連続で参加したという市立島小6年の服部翔(かける)さん(12)は「参加は最後になるかもしれないので、今回は顔まで川に入った。すごく冷たかったけど気持ちよかった」と話した。
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