https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191218/k10012219941000.html


3本目の滑走路新設など成田空港拡大計画を検討 国の有識者委
2019年12月18日 20時42分

滑走路の新設などを含む成田空港の拡大計画について検討する国の有識者委員会が開かれ、空港会社は「国際競争力の強化などに向けて一日も早く実現したい」として事業の必要性を訴えました。


3本目の滑走路の建設を含む成田空港の拡大計画に地元の自治体などが合意したことを受けて、空港会社は先月、建設の許可を求める申請書を国土交通省に提出しました。

これを受けて国土交通省は交通政策や騒音の影響、環境問題などに詳しい専門家、8人による有識者委員会で事業の必要性などを検討することになり、18日初めての会議が都内で開かれました。

この中で成田空港会社の濱田達也専務が「成田空港の拡大計画は国際競争力の強化や観光立国の実現、地域の発展に必要で、一日も早く実現したい」と拡大の必要性を述べました。

これに対し委員からは「自治体と協力しながら周辺の環境を保全したうえで、地域振興を進めてほしい」という意見や、「利用者の増加に向けてアクセスの状況を確認したい」という要望などが出されていました。

有識者委員会では来年1月に事業の必要性などについて答申する予定で、国土交通省はその結果を踏まえて建設許可について判断したいとしています。


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