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十津川村は県、奈良交通と連携して、奈良市と同村を結ぶ観光特急バスを来年2、3月の土日曜に走らせる実証運行を実施する。県内の周遊観光を促進、南部地域への観光客誘致につなげるのが狙い。直通のため乗り継ぎの手間がいらず、鉄道と既存の路線バスを使った場合に比べ、奈良〜十津川間の所要時間は1時間20分短縮されるという。十津川村の担当者は「バス旅行を楽しみ、魅力ある地域のスポットを知ってもらえれば」と期待。期間終了後は利用状況などを分析、連携する3者で今後の取り組みを検討するとしている。

 十津川村が県の「もっと良くなる奈良県市町村応援補助金」を活用、約100万円の事業費で奈良交通に運行委託して実施する。観光客が減る冬場に期間を設定し、閑散期対策にも役立てる。また県は乗客を対象に今後の利用意向などを聞くアンケートを行うなど、事業を支援する

2019.12.19 奈良新聞
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