ロシア中南部チェリャビンスク州にある南ウラル歴史博物館は、2013年に同州に落下した隕石の破片を収めたドーム型展示用ケースが自然に上昇した様子を捉えた動画を公開した。
この動画へのキャプションには「私たちは神秘主義を信じていないが、最近チェリャビンスクに落下した『チェリャビンスク隕石』と同類の隕石が地球の近くを通過したことを覚えています。
これをどうとらえるかはみなさんに任せます」と書かれている。

動画はロシア最大のSNS「フコンタクチェ」の同博物館のページで公開されている。
動画では、来館者が隕石を収めたショーケースを含む展示品を見ている様子が映っている。

すると、ある瞬間、隕石のドーム型展示ケースが自然に上昇し始める。
南ウラル歴史博物館の関係者は「警備員がその場に駆けつけると、ドーム型展示ケースは下降しました。しかし、なぜこんなことが起きたのか説明できませんし、原因もわかりません。なぜなら技術的な問題がなかったことは確かだからです」と話した。

2013年2月15日、チェリャビンスク州のチェバルクリ湖に隕石が落下し、チェリャビンスク州とその周辺地域の住民は空に閃光が走り、爆発が起こったのを目撃した。
隕石の破片はチェバルクリ湖付近で見つかったが、600キロ以上にもなる最も大きい隕石の破片は、その湖から見つかり、引き上げられた。

動画:https://youtu.be/Mlr9bTV3fTY
https://jp.sputniknews.com/russia/201912186945291/