鳥取県警米子署は29日までに、同居する元夫(60)が自殺するのを助けたとして無職佐藤麻衣容疑者(30=米子市皆生温泉)を自殺ほう助の疑いで逮捕した。捜査関係者によると佐藤容疑者は28日、自宅で元夫に電気コードを渡し、首をつって自殺するのを手助けした疑い。「間違いありません」と容疑を認めている。逮捕は28日。

米子署によると28日午前8時ごろ、佐藤容疑者から「夫が首をつった。救急車は呼んでいない」と110番通報があり、署が119番通報した。容疑者宅に現場に駆けつけた消防隊員が午前8時10分ごろ、首をつっていた元夫を発見した。元夫は病院に搬送されたが、28日午前9時30分に死亡が確認された。

佐藤容疑者と元夫の間には、数年前から金銭など複数のトラブルがあり、米子署にも数件の相談があった。署は死因、動機なども含め、経緯を詳しく調べる。

[2019年12月29日17時51分]  日刊スポーツ
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