https://project.nikkeibp.co.jp/energy/atcl/19/feature/00007/00016/


マーケット考察
日本の太陽光が高いのは「ノウハウ不足」が原因
太陽光発電を安くする方法(前編)
櫻井 啓一郎=産業技術総合研究所主任研究員2019/12/27 08:00

 世界では再生可能エネルギーの価格低下が進み、火力発電よりも安くなる国が増えてきた。しかし、国内では低コスト化が思うように進んでいない。どうすれば、他国のように再エネを安く使えるようになるのか。太陽光発電の課題と方策を探った。


 日本がオイルショックに見舞われた1970年代初頭、太陽電池は家一軒分(3kW)で数億円した。屋根に載せるお金で、家そのものが何軒も買えた。それが今や、太陽電池モジュール(いわゆるパネル)の国際的な取引価格は、出力3kWで約10万円と当時の1000分の1以下になっている。

 畳より安い。化石燃料を輸入するよりも安い。おかげで太陽電池メーカーは儲からなくなってしまったが、世界では太陽光発電は最も安い電源になりつつある(図1)。


 日本よりも日射条件が悪いドイツですら、発電単価は火力発電より安くなった。もちろん、温暖化ガスの排出量も少ないし、エネルギーの自給率も向上する。ちなみに太陽光発電のライフサイクルでの環境性能を疑問視するような主張は科学的に否定されている(例えばIEAのレビュー[1]を参照されたい)。

 同様に風力発電も技術の向上と量産効果で安くなり、世界的には火力発電以下のコストになってきた。先進国のみならず、エネルギー需要が急増している途上国や新興国においても、安価でCO2排出コストを回避でき、政治的・技術的にも取り扱いが容易なエネルギー源として需要が伸びている。

安さで世界に広がる再エネ

 太陽光や風力は自然条件で出力が変動することが問題視されてきたが、気象予測や情報通信、電力制御などの技術向上で、主要な電源として使える域に達しつつある。現在、再エネは水力を除いて世界の電力の1割、水力を入れると4分の1、太陽光単独では2%強を占める(図2)。
(リンク先に続きあり)

図1
https://project.nikkeibp.co.jp/energy/atcl/19/feature/00007/00016/1cost.jpg
図2
https://project.nikkeibp.co.jp/energy/atcl/19/feature/00007/00016/2share.jpg

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2019/12/29(日) 05:45:39.47

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