第一次世界大戦時に習志野俘虜収容所に収容されたドイツ兵の解放から、100年を迎える。

現在の本市東習志野に設置された同収容所には、4年以上ドイツ捕虜が生活し、日記や写真、ボトルシップなど多くの資料が残されている。今年9月には、それらを市指定文化財に指定。
今回、ドイツ捕虜解放100周年記念行事「ナラシノの記憶−ドイツ兵たちの記憶が語るもの−」を開催する。

第一次世界大戦(1914〜1918)のとき、日本とドイツは中国の青島(チンタオ)で戦火を交え、その結果、捕虜となった約5千人のドイツ及びオーストリア・ハンガリーの将兵が、日本各地の捕虜収容所に収容された。
習志野俘虜収容所は、現在の習志野市東習志野の一角に1915年(大正4年)9月に設置。この場所で、多いときには約千人のドイツ兵が、遠い祖国を思いながら暮らしていた。彼らは捕虜生活の中で、音楽活動やスポーツなどの多彩な活動を行い、地域の人々とも交流していたという。

展示では、ドイツ捕虜が制作したボトルシップなどが展示される。

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ドイツ兵の記憶が語るものを見届けたい。

期間:令和2年1月14日(火)〜令和2年1月26日(日)
時間:午前8時30分〜午後5時
会場:習志野市役所 GF・1階展示コーナー

2019年12月30日 ignite
https://ignite.jp/2019/12/185011/