海外旅行で余った外国の硬貨や紙幣を国内で使える電子マネーに交換できる端末が、富山駅の商業施設に設けられました。
北陸での導入は初めてで、端末を設置した富山ターミナルビルは「海外から戻った日本人や日本を訪れた外国人に気軽に利用してほしい」と呼びかけています。

外貨を電子マネーに交換できる端末「ポケットチェンジ」は、富山駅の新幹線の高架下にある「きときと市場とやマルシェ」のATMコーナーに設けられています。
端末では、タッチパネルを操作して外国の硬貨や紙幣を入れると、国内で使える電子マネーにその場で交換できます。
対応する外国通貨は、アメリカのドルやユーロ、韓国のウォン、中国の人民元など9種類で、交換レートは交換する時刻の為替レートを元に計算される仕組みです。
「ポケットチェンジ」は、全国各地の空港や商業施設などに設置されていますが、北陸で導入されるのは初めてで、「きときと市場とやマルシェ」を運営する富山ターミナルビル営業部の渡辺則夫さんは「これまでは海外に行って余った外貨を空港で替えなければと考える人が多かったと思うが、駅の中の便利な場所に端末があるので、多くの人に利用してもらいたい」と話しています。

12月31日 13時05分
NHK
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20191231/3060003457.html