自宅前
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【ベイルート=上地洋実】レバノンの首都ベイルート中心部にあるゴーン被告の自宅前には31日、国内外の報道陣が集まった。迷彩服姿の治安部隊が警備にあたり、一帯には物々しい雰囲気が広がった。
 自宅内に人の気配はなく、明かりもついていなかった。近隣住民によると、最近はゴーン被告の妻や家政婦が時折出入りしているという。
 レバノンでは、ゴーン被告の「帰国」を歓迎する声が支配的だ。青果店を経営するジョージ・マジュガラーニさん(35)は「知名度の高い人が逮捕、勾留という扱いを受け、罪はもう償った。レバノン国民としては、帰ってくるのは大歓迎だ」と話した。
 精肉店主の男性(58)は「日産を再建させた日本のヒーローを泥棒扱いしていた」と日本を批判した。
 市民の間では、ゴーン被告が、海外渡航が禁じられている日本から出国したことについても、「英雄談」として話題になっている。

2019年 12月31日 20時19分
提供元:読売新聞
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