パワハラで演出担当者が活動自粛 五輪の式典企画、電通で懲戒処分

2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は7日、開閉会式の企画、演出を担当するチームの中心メンバーの菅野薫氏(42)が、所属する電通社内でのパワハラ行為で懲戒処分を受けたため、活動を自粛していると明らかにした。昨年12月上旬に電通から事案が報告され、本人から活動を控えたいとの申し出を受けたという。

 クリエーティブディレクターの菅野氏はデジタルを駆使した表現を得意とする。クリエーティブディレクターの佐々木宏氏や振付家のMIKIKOさんとともに、安倍晋三首相が扮する「マリオ」が登場した16年リオデジャネイロ五輪の東京への引き継ぎ式を手掛けた。

菅野薫氏
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2020/1/7 19:00