寝ていた児童乗せ回送で発車…バス運転手、数キロ離れたバス停で降ろす
2020/01/13 17:46
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200112-OYT1T50201/

 岐阜乗合自動車(岐阜バス)が岐阜市で運行する路線バスで6日、50歳代の運転手が終点で車内点検をせず、寝ていた小学生を乗せたまま回送として発車していたことが分かった。

 岐阜バスによると、バスは午後1時頃、終点に到着。小学生は運転席の後ろの席で寝ていたが運転手は気づかず、小学生が目覚めると、午後1時20分頃、降りる予定だったバス停から数キロ離れたバス停で降ろし、別のバスで戻るように伝えた。小学生は歩いて帰宅したという。

 終点の車内点検は社内規定に盛り込まれ、異常時は営業所に連絡し、指示を受けることになっている。岐阜バスは「連絡があれば、車で送迎するなどの対応ができた。改めて全運転手への指導を徹底する」とした。