岐阜県多治見市消防本部は14日、市消防団の男性消防団員(32)が無免許で消防車両を運転し、物損事故を起こしたと発表した。

 発表では、団員は昨年12月28日午後10時頃、多治見市太平町の市道で、年末夜の巡回として消防ポンプ自動車を運転。国道19号ガード下を通り過ぎる際、車両後部がガード天井にぶつかり、一部が損傷した。2・4メートルの高さ制限の標識があったが、車高は2・63メートルだった。

 車両には運転した団員と別の団員2人が同乗。事故直後に車両確認をせず、今月12日の消防出初め式後の点検で損傷が発覚した。市が多治見署に届ける際に運転した団員から、免許取り消し処分を受けて無免許だったとの申し出があった。「夜間警戒中、自分だけ運転しないのは悪いと思った」と話したという。

2020年1月15日 10時42分
読売新聞オンライン
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