宅配便最大手のヤマトホールディングス(HD)の業績回復が遅れている。2019年4〜12月期の連結営業利益は500億円台半ばと、前年同期比3割弱減ったようだ。ネット通販で大口顧客が離反した状況を解消できず、宅配便の取扱数が減少した。主戦場のネット通販で後手に回り、17年10月からの値上げを利益につなげられない構図が固定化しつつある。

10〜12月期の宅配便の取扱数は3%弱少ない約5億1千万個、4〜…

2020/1/16 18:00
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54463330W0A110C2MM8000/