新型コロナウイルスに関連した感染症が、中国だけでなく日本やアジア各地、アメリカ、フランス、オーストラリアなどでも確認されています。
WHOの現時点のリスク評価では、ヒトからヒトへの感染は認められていますが、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」には当たらないとされています。
我が国ではヒトからヒトへの持続的感染は認められていません。
風邪やインフルエンザなどの一般的な感染症予防のためにも、咳エチケットや手洗いなどを徹底し、ウイルスの感染を防ぎましょう。

【1. 新型コロナウイルス感染症ってどんな病気?】

〔コロナウイルスとは?〕
 人や動物の間で広く感染症を引き起こすウイルスです。
人に感染症を引き起こすものはこれまで6種類が知られています。
深刻な呼吸器疾患を引き起こすことがあるのは、SARS-CoV(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス)とMERS-CoV(中東呼吸器症候群コロナウイルス)で、それ以外は、感染しても通常は風邪などの重度でない症状にとどまります。

【2.一人ひとりができる新型コロナウイルス感染症対策は?】

〔新型コロナウイルスに感染しないようにするために〕
過剰に心配することなく、「手洗い」や「マスクの着用」を含む「咳エチケット」などの通常の感染症対策が重要です。

(1)手洗い
 ドアノブや電車のつり革など様々なものに触れることにより、自分の手にもウイルスが付着している可能性があります。
外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などこまめに手を洗います。

(2)普段の健康管理
 普段から、十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めておきます。

(3)適度な湿度を保つ
 空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下します。
乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、適切な湿度(50〜60%)を保ちます。


【3.「新型コロナウイルス感染症かな?」と思ったら】

 武漢市から帰国・入国される方におかれましては、咳や発熱等の症状がある場合や解熱剤などの薬剤を使用している場合には、検疫所で必ず申し出てください。
また、国内で症状が現れた場合は、マスクを着用するなどし、あらかじめ医療機関に連絡の上速やかに医療機関を受診していただきますよう、御協力をお願いします。
なお、受診に当たっては、武漢市の滞在歴があることを申告してください。

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※鬼畜から一言。過剰に心配せず、日頃の予防措置が一番だね!宿泊施設の管理者は湿度に気を付けると良いかも。

≪引用元:内閣官房広報室(首相官邸)≫
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html