中国国家衛生健康委員会は8日、自身が新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者に該当しないかどうかを判別できるスマートフォンアプリの運用を開始した。人民日報(電子版)が伝えた。

 アプリに登録後、氏名と身分証番号で検索すると、対象者と新型コロナウイルスの接触度合いを◇感染者◇感染疑い◇濃厚接触者◇問題なし――の4段階で判別する。同委員会が把握している感染者データに加え、交通運輸省や鉄道、航空当局などのデータを根拠にしているといい、主に濃厚接触者の自覚と自主的な隔離を促す狙いがあるとみられる。

 検索は一つのアカウントにつき3人まで可能としており、他人に感染や濃厚接触の状況を調べられる恐れもありそうだ。アプリではこのほか、全国と地域別の感染者数などの最新情報も提供している。

 詳細は人民日報系のウェブサイト<http://health.people.com.cn/n1/2020/0208/c14739-31577572.html>で確認できる。サイト中のQRコードを読み込むことで、同アプリにアクセスできる。

2/10(月) 11:30配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200210-00000001-nna_kyodo-cn