「義理チョコ」改め「ワンチームチョコ」 パワハラもどきイメージを一新

 バレンタインデー(2月14日)に向け京都市内の百貨店でも商戦が本格化。自らへのご褒美など「自分買い」の人気が女性の間で高まっているが、一方で販売が減っているのが義理チョコ。パワハラもどきのイメージまで付き「今や絶滅寸前」(百貨店売り場担当者)との声もある中、今年は一風変わった呼び名のチョコに流行の兆しが訪れている。昨年の年間大賞となった流行語を冠した「ワンチームチョコ」だ。
 日本記念日協会(長野県)によるバレンタインの市場調査によると、昨年のラグビー・ワールドカップでの日本代表チームにあやかり、職場や仲間、家庭などの結束の証しとしてそう呼ぶ人が増えているそうだ。
 昨年は災害が相次ぎ、人間関係の大切さを実感した人が多かったことも影響しているようで、同協会の加瀬清志代表理事は「『ワンチーム』なら明るい印象もあり、義理チョコに代わって買う人がいる」と話す。

女性客でにぎわうバレンタインチョコの特設売り場(1月31日、京都市下京区・大丸京都店)
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2020年2月11日 18:30 京都新聞