02月12日 12時30分

東通村の村長は、東日本大震災のあと、運転が停止している東通原子力発電所1号機を早期に再稼働するよう求める要望書を東北電力に提出しました。

要望書を提出したのは、東通村の越善靖夫村長や村議会の議長などで、12日、仙台市にある東北電力の本社を訪れ、原田宏哉社長に手渡しました。

東北電力の東通原発は、東日本大震災のあと運転を停止していますが、要望書では運転の停止が長期化し村の財政が厳しくなっていることから、原子力災害への対策を強化するとともに、早期に再稼働するよう求めています。

原子力規制委員会は、今月中にも女川原発2号機の審査について合格を出す見通しですが、東北電力は、これに続いて東通原発1号機の再稼働も目指していて、現在、規制委員会による審査が続けられています。

要望書を受けとったあと、原田社長は「早期の再稼働を求める地元の声を重く受け止めたい。東通原発1号機は女川原発と並んで重要な電源なので、安全確保を大前提に1日も早い再稼働を目指していきたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20200212/6080007468.html