16日夜、岩手県釜石市で横断歩道をわたっていた80代の女性が乗用車にはねられ死亡し、警察は乗用車を運転していた56歳の岩手県職員の男から基準を超えるアルコールが検出されたことから、酒気帯び運転などの疑いで逮捕しました。




逮捕されたのは、岩手県水産技術センターの利用加工部長、田老孝則容疑者(56)です。警察によりますと、16日午後7時ごろ、岩手県釜石市新町で横断歩道をわたっていた近くに住む澤田孝子さんが(87)乗用車にはねられ、頭を強く打って死亡しました。

警察官が駆けつけたところ、乗用車を運転していた田老容疑者から基準を超えるアルコールが検出されたことから、過失運転傷害と酒気帯び運転の疑いでその場で逮捕しました。

田老容疑者は、酒を飲んだあと車を運転したことを認めているということで、警察は容疑を過失運転致死に切り替えて詳しい状況を調べています。

現場はJR釜石駅からおよそ2.5キロメートル離れた商業施設や住宅が密集した地域で、横断歩道に信号機はありませんが見通しはよいということです。

2020年2月17日 1時23分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200217/k10012288431000.html