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NHK集金名簿を悪用…高齢者3人のキャッシュカード盗み250万円引き出す 男に執行猶予付きの有罪判決
02月14日 19:26

 NHKの集金名簿を悪用し、高齢者からキャッシュカードを盗んで現金を引き出した罪に問われている男に、名古屋地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

 名古屋市昭和区の会社社長・藤井亮佑被告(29)は去年9月、実行役の男(21)と共謀し、名古屋市や春日井市の高齢女性3人からキャッシュカードを盗んで、現金あわせて250万円を引き出した罪に問われています。

 当時、NHKから受信料の集金業務を委託されていた藤井被告は、名簿の情報を実行役の男に伝えて犯行に及んだとみられています。

 これまでの裁判で藤井被告は起訴内容を認め、検察側は懲役3年を求刑していました。

 14日の裁判で名古屋地裁は「被告の情報提供がなければ犯行は成し得ず、役割は重大刑事責任は重い」と指摘する一方、「示談が成立している」として、懲役3年執行猶予5年の判決を言い渡しました。