横浜港に停泊するダイヤモンド・プリンセスでは、検査の結果、陰性が確認された乗客およそ500人の下船が19日から始まった。


下船した乗客は、「もうゆっくりしたいですね。あとはお茶漬けでも食べたいです」、「多分寝ちゃうと思います。(ゆっくり寝られなかった?)そうですね」などと話した。


2月3日に横浜港に到着してから、すでに2週間以上。


乗客たちの多くは、船内で不自由な生活を強いられてきた。


下船した乗客の中には、政府の対応に不満をあらわにする人も。


下船した乗客「一言で言えば、政府のやり方はなってない。政府のやり方はなってないんだ。われわれ乗客に対する思いやりとか、そんなものは一切あらへん。薬もくれへん、4日間。情報がないんや船に、なってない。偉そうに大臣がやって来て、船の中で演説しよるけども、その通りにはいかんのや。やっと帰ってきた」、「地獄でした、地獄」、「地獄と天国。やっと帰ってきた」


国会では、19日に下船した人たちの対応について質問が。


山井和則衆院議員「下船をしていただくのは賛成ですよ。念のため、快適な場所で2週間は隔離。それが賢明な判断ではないかと思います」


加藤勝信厚労相「念のためとおっしゃるところは、わからなくはありません。念のためということになれば、正直言って最初に申し上げたこの新型コロナウイルスはわからないんです。どこで判断するかということなんだと思います。そこについての判断はわれわれが、最終的な責任はわたしや政府にある」


さらなる感染と不安の拡大を防ぐことはできるのだろうか。

2020年2月19日 水曜 午後6:58
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