国内では北海道、東京、神奈川、愛知、沖縄の5都道県で19日、新たに計9人の新型コロナウイルスの感染者が確認された。

神奈川県では、相模原市の相模原中央病院に入院中の70歳代と80歳代の男性患者計2人の感染が判明し、院内感染が起きた疑いが強まった。

同病院では、一時入院していた80歳代の女性(13日に死亡)と、この女性を担当していた女性看護師の感染がすでに確認されている。

市によると、新たに感染が確認されたのは今月6日に入院した80歳代の男性と、その同室に10日に入院した70歳代の男性。

19日に記者会見した鈴木仁一・市保健所長は「院内感染の可能性がないとは思っていない」と語った。

北海道では19日、札幌市の40歳代男性会社員と、道南地方の60歳代男性の感染が判明。

男性会社員の感染ルートは不明で、札幌市の秋元克広市長は「(日常生活での)市中感染の疑いがある」と述べた。

東京都ではいずれも都内に住む70歳代の夫婦と無職女性の計3人の感染が確認された。

無職女性は18日に感染が判明して重症となっている男性の妻。

名古屋市では50歳代の女性が陽性と判明。すでに感染が確認されたハワイ帰りの同市の60歳代女性と接触があった。

沖縄県では、今月1日に那覇港に寄港したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客を乗せた那覇市の60歳代の男性タクシー運転手の感染が確認された。

一方、厚生労働省は19日、中国・武漢市から日本政府のチャーター機第5便で17日に帰国した50歳代の日本人男性1人の感染が確認されたと発表した。

(国内の新型コロナウイルス感染状況)
https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/02/20200219-OYT1I50050-T.jpg
(全文)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200219-OYT1T50247/?r=1