千葉県野田市で当時10歳の栗原心愛さんを暴行して死亡させたとして父親が傷害致死などの罪に問われている裁判で、心愛さんと一時、一緒に暮らしていた被告の妹が証言しています。

(社会部・鈴木大二朗記者報告)
証言台に立った被告の妹は涙ながらに「心愛をかえして下さい」と被告に訴えました。栗原勇一郎被告は去年1月、野田市の自宅の浴室で当時小学4年だった心愛さんを飢餓状態にし、冷水のシャワーを浴びせて死亡させた罪などに問われています。

25日は心愛さんが一時期、父親から逃れるために数カ月間、一緒に被告の実家で心愛さんと暮らしていた妹が証人として呼ばれました。妹は心愛さんが死亡する約1年半前、「心愛さんが『5時間立たされた』と泣いていた」「『腰にあざがある』と見せてきた」と虐待の兆候を伝えてきたことを話しました。

妹はそれを受けて兄の被告に「しつけを軽減して自分の仕事に集中すれば」と伝えたと話しました。この後、被告の母親が証人として呼ばれます。

勇一郎被告の性格や心愛さんが虐待されて死亡するに至った経緯、母親がそれを知っていたかなどが話される模様です。

2020/02/25 12:13
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