【北京共同】世界保健機関(WHO)の専門家エイルワード氏は24日夜の北京での記者会見で、湖北省武漢市などを視察した結果を踏まえ、中国では感染増加のピークが過ぎたとの認識を示した。中国国営メディアは25日、同氏が中国の取り組みを高く評価したと報じた。

 中国では感染確定の診断基準改定で感染者数が増減するなどし統計を疑問視する声もある。だがエイルワード氏は「武漢市の病院でも外来患者が減っている」と指摘し「下降傾向は確かなものだ」と強調した。

 感染者の増加自体は続いており、24日時点で重症者が9千人以上いるなど、依然として状況は深刻だ。

2020/2/25 18:14 (JST)2/25 18:25 (JST)updated
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