【訃報】「内向の世代」の代表的作家 古井由吉さん死去 82歳
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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200227/k10012304061000.html
「内向の世代」の代表的作家 古井由吉さん死去
2020年2月27日 12時43分
人間の内面を見つめた作風から「内向の世代」の代表的作家と評され、小説や随筆など数多くの作品を残してきた芥川賞作家の古井由吉さんが、今月18日、肝細胞がんのため、東京都内の自宅で亡くなりました。82歳でした。
古井由吉さんは東京の出身で、東京大学でドイツ文学を学び、修士課程を修了したあと立教大学などで教べんを執りながら、ドイツ文学の翻訳や小説の執筆を続けました。
大学を退職して創作に専念するようになり、神経を病んだ女子大学生を描いた「杳子(ようこ)」で昭和46年に芥川賞を受賞しました。
社会的なイデオロギーからは距離を置き、自我の内面を見つめた作風から、同時代の作家たちとともに「内向の世代」と評されるようになり、その後も中年男女のエロスを描いた「槿(あさがお)」で谷崎潤一郎賞を受賞するなど数々の文学賞を受賞したほか、優れた随筆も数多く発表してきました。
また昭和61年からは芥川賞の選考委員を務め、昭和から平成へと時代が移り変わる世相の中で、19年にわたって選考に携わりました。
出版関係者によりますと、古井さんは、ことしに入っても執筆を続けていましたが、今月18日、肝細胞がんのため東京都内の自宅で亡くなったということです。82歳でした。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200227/K10012304061_2002271224_2002271243_01_02.jpg ガチの天才だった
最後の日本近代文学者って感じだったな 日本の古文を現代文に応用し長文の中で主語が変わるが読みやすい。
読み始めると、日本語の中で漂うような不思議な感覚に陥る。惜しい。 ちょうど『仮往生伝試文』読んでいる最中だった・・
あれを書いてから尚30年生き永らえたんだな。
ご冥福をお祈りします。 Wikiより
>同級生に尾高修也や塩野七生、福田章二(庄司薫)がいた。
庄司薫もそんな歳か >>6
日本語の新しい文体を追求していたよね
こういう取り組みこそ純文学といえる つまらない作家なのに東大卒ということで過大評価されて教科書にも載ったからな >>1
さん付けは淋しいな
これくらいの作家なら呼び捨ての方がふさわしい 高校の講演会に来たけど、校長までが居眠りしてたな〜。 んー雪ノ下の蟹・男たちの円居は持ってたと思うが、どんな内容だったかさっぱり忘れてしまった
良さがわからなかったのかなあ 久しぶりに読んでみようかと試みた
かつては文体の濃密さに引き込まれたけれど今はまどろっこしさを強く感じてしまう
時間と根気があった大学生だったから読めていたんだな
背伸びしたかったし 名前は聞いたことあるが1冊も読んだことがない作家だわ 読んだことない奴は「杳子・妻隠」から読むのがいいな
普通に小説として面白いうえに作家の本質も現れていてかつ傑作
後期の作品から読むと挫折する 大江の方がいまアル中で何も書いてないから先に逝くかと思ったが
きっと大江は身体が丈夫なんだな Twitter眺めてたら昔の写真が流れてきたけど
ダイアンの津田にちょっと似てるな
ゴイゴイスー >>17
でも、この人は最後の東大出身のエリート作家という印象だった
文学者と呼べるのは、この人をはじめとする内向の世代の小説家までだろうな
それにしても、テレビの報道じゃ、このクラスの作家でさえ訃報のニュースを伝えないんだな 古井も結構な不養生だったよね
彼が住む町に勤めていたことがあって、あぁこの光景を書いてるんだなぁと思ってたよ
ただただ喪失感しかない
けど、これからも何度も読み直すんだろうな
心から御冥福をお祈りします >>35
えええ、テレビでも報じないの?
さすがにNHKニュースとかでは取り上げたのでは? >>40
NHKは、7時代のニュースも、9時代のニュースも見ていたけれども、まったく報じてなかったよ
コロナウィルスの件で報じる余裕がなかったのかも知れないがね
それにしても、伸びないな
そんなに知名度なかったのか?
現代文学を代表する作家なのにな 杳子は読んだな。最近の作品はもっと年取らないと読めそうもなかった 例えば(文学とは無縁の)職場でこの訃報を話題にしても名前すら知らない人が多いんじゃないだろうか
常に数千人の熱心な読者は居るだろうけど >>43
昔は、もう少し小説家って人の関心ある存在だったと思うんだよね
エンタメでも純文学でも
最近は、そもそも存在として無、て感じだと思う
むかし古井由吉がインタビューで、「このあいだ平野敬一郎が美人と結婚したけれど、
昔ならそのニュースはみんなの話題になっていたはず。いまはもうそういう時代ではない」と言ってたな まあ、そういうお寒い文芸状況だからこそ、又吉直樹はいろんな作家の帯や推薦文を書いてるんじゃないかな
又吉直樹の帯を貶す人もいるけど、それがきっかけで古井作品に触れる人がいるならいいことじゃないか まさに孤高の作家だったな
これで大江氏まで亡くなかったら日本文学の最期の灯火も消える 村上の影に隠れていた印象あるが、ノーベル賞の芽はあったんですかね >>41
コロナのせいだと思いたいね
しかし、本当にスレ伸びないな
ちょっと驚くわ 最近本が出て、まだまだ現役と知って
すごいなと思っていたところだったので悲しい ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています